今回は、私が文章を書いたり、新しいことに挑戦したりするようになった、きっかけを共有しようと思います。
きっかけは、自分の無能さを自覚したことです。
学生時代の過信
学生時代の私はそこそこ勉強ができて自分は優秀だと過信していました。
しかし大学4年生での卒業研究の中で、研究には答えがなく、進め方すらわかない問題に出会いました。
また、高校までの勉強では、先生が完全な答えを持っていましたが、研究においては、指導教員も完全な答えを持ってません。
そのため、なかなか研究を進めるができませんでした。そこで自分の無能さを痛感しました。
卒業研究は、指導教員にサポートしていただいたお陰で、なんとか乗り越えることができました。
教員になってからの苦悩
教員になった後も、自分の無能さを痛感することがありました。
それは、人に指導することの難しさです。
私個人の行動はコントロールできます。
頑張ろうと思えば頑張れるし、勉強しようと思ったら勉強もできます。
しかし、他者(教師にとっての生徒)は、どれだけ私たちが指導をしたり、声かけをしたりしてもすぐに変化することはありません。
例えば、「週に100時間働いても、生徒の行動は簡単に変わりません。」
しかも指導の方法には勉強のように、明確な答えがありません。
答えの出ない日々に非常に悩まされました。
この体験がきっかけとなり、もっと生徒の行動を変えることができるように、受け持つ生徒の成長をサポートできるようになりたいと強く思うようになりました。
実験を繰り返す
私は生徒の成長をサポートするためには、たくさん学び、たくさんの方法を試し、改善を繰り返すことが必要だと考えました。
具体的には、
などを試しました。
新しい取り組みを実験だと思い、失敗からも学ぼうと考え、仕事をすると非常に楽しくなってきました。
仕事は、ゲームのようなもので、新しい企画や方法は、新たな装備や呪文になります。
装備や呪文が変わると、対戦結果やリアクションも変わってきますよね。
仕事でも、「生徒のリアクションや行動は、どのように変化するだろう?」と楽しみを持って、働くことができています。
この記事が皆さんにとって、少しでも刺激になれば幸いです。
ぜひ、日常生活を実験だと思い、たくさんのことを学び、試してみてください!!
*2:自分たちのことを自分たちで決め、自分たちで行うこと