辻本晴のブログ

考えたこと・やってみたことを書きます。

「敗因は この私!!」

SLAM DUNK 完全版 16 (ジャンプコミックス デラックス)

↑田岡茂一(陵南高校バスケットボール部監督)

リーダー経験はありますか?

みなさん、部活動のキャプテンやグループ活動の班長など、少なからず1度は経験があるのではないでしょうか?

上級生になると、さらにリーダーの役割を担うことが増えると思います。

 

リーダーになった自分を想像してみよう

あなたはチームのリーダーです。

チームメイト後輩失敗した、あるいは思う通りに動いてくれないとき、どのように考えますか?

  • 自分は一生懸命やってるのに、誰も協力してくれない
  • 自分は指示を出しているのに、1年生は言うことを聞かない
  • 自分はいいプレーをしたのに、あいつが下手くそだから負けた

このように考えることも多いのではないでしょうか?

 

なぜ人のせいにするのか?

人間、物事が上手くいかないと人のせいにしてしまいがちです。

なぜでしょうか?

その方がだからです。

現状が上手くいっていない理由を他人に求めると非常に楽です。

他人のせいにすると、自分の言動を反省する必要がないからです。

自分で自分を責めるのは苦しいです。

 

失敗は自分の責任だと捉える

しかし、反省しないと言うことは、自分自身の成長もないと私は思います。

成長するためには、失敗は自分の責任だと捉える。

なりたい自分と現状の自分の差を理解する。

そして、その差を埋める努力をする。

この繰り返しで成長することができます。

 

だから、失敗の原因を他人に求めている限り、成長することは難しいでしょう。

 

ですが、人間は弱いです。

辛いことから逃げたくなるものです。

私もつい、人のせいにしてしまう、しそうになることがよくあります。

そんな時に、失敗の原因を自分に探すために、大切にしている言葉があります。

 

「敗因はこの私!!陵南の選手たちは最高のプレイをした!!」

この言葉は、スラムダンクに登場する田岡茂一(ページトップの画像)*1がインターハイ予選で敗退した直後に言ったセリフです。

勝てるだろうと思っていた相手に負けた直後、なかなか言える言葉ではないと思います。

勝ちにこだわれば、こだわるほど、原因を選手に求めたくなるものではないでしょうか?

その場面で、「敗因はこの私」と言える田岡監督に惚れました。

 

教員という立場上、生徒に対して指導する場面が多いです。

その中で、上手くいかないことがたくさんあります。

  • 指示が伝わらない
  • 活発な活動にならない
  • トラブルが発生する

そんな場面で、「敗因はこの私!!」この言葉を思い出し、自分を疑うように心がけています。

  • もっと良い伝え方はなかったか?
  • もっと詳細な計画を立てられなかった?
  • もっと良い環境(ルール・仕組み)を準備できなかったか?

自分に問いかけるようにしています。

 

よいリーダーになってください!

もうすぐみなさんも高校3年生になります。

色々な場所で、リーダーや指導役になることが増えるのではないでしょうか?

人に何かをやってもらう、協力してもらうと言うのは非常に難しいです。

行き詰まることも多いのではないでしょうか?

そんな時は、「敗因はこの私!! 陵南の選手たちは最高のプレイをした!!」この言葉を思い出して、自分の成長へと繋げてもらいたいです。

 

組織を強くする、そんなリーダーになってください。