リーダー経験はありますか?
みなさん、部活動のキャプテンやグループ活動の班長など、少なからず1度は経験があるのではないでしょうか?
上級生になると、さらにリーダーの役割を担うことが増えると思います。
リーダーになった自分を想像してみよう
あなたはチームのリーダーです。
チームメイトや後輩が失敗した、あるいは思う通りに動いてくれないとき、どのように考えますか?
- 自分は一生懸命やってるのに、誰も協力してくれない
- 自分は指示を出しているのに、1年生は言うことを聞かない
- 自分はいいプレーをしたのに、あいつが下手くそだから負けた
このように考えることも多いのではないでしょうか?
なぜ人のせいにするのか?
人間、物事が上手くいかないと人のせいにしてしまいがちです。
なぜでしょうか?
その方が楽だからです。
現状が上手くいっていない理由を他人に求めると非常に楽です。
他人のせいにすると、自分の言動を反省する必要がないからです。
自分で自分を責めるのは苦しいです。
失敗は自分の責任だと捉える
しかし、反省しないと言うことは、自分自身の成長もないと私は思います。
成長するためには、失敗は自分の責任だと捉える。
なりたい自分と現状の自分の差を理解する。
そして、その差を埋める努力をする。
この繰り返しで成長することができます。
だから、失敗の原因を他人に求めている限り、成長することは難しいでしょう。
ですが、人間は弱いです。
辛いことから逃げたくなるものです。
私もつい、人のせいにしてしまう、しそうになることがよくあります。
そんな時に、失敗の原因を自分に探すために、大切にしている言葉があります。
「敗因はこの私!!陵南の選手たちは最高のプレイをした!!」
この言葉は、スラムダンクに登場する田岡茂一(ページトップの画像)*1がインターハイ予選で敗退した直後に言ったセリフです。
勝てるだろうと思っていた相手に負けた直後、なかなか言える言葉ではないと思います。
勝ちにこだわれば、こだわるほど、原因を選手に求めたくなるものではないでしょうか?
その場面で、「敗因はこの私」と言える田岡監督に惚れました。
教員という立場上、生徒に対して指導する場面が多いです。
その中で、上手くいかないことがたくさんあります。
- 指示が伝わらない
- 活発な活動にならない
- トラブルが発生する
そんな場面で、「敗因はこの私!!」この言葉を思い出し、自分を疑うように心がけています。
- もっと良い伝え方はなかったか?
- もっと詳細な計画を立てられなかった?
- もっと良い環境(ルール・仕組み)を準備できなかったか?
自分に問いかけるようにしています。
よいリーダーになってください!
もうすぐみなさんも高校3年生になります。
色々な場所で、リーダーや指導役になることが増えるのではないでしょうか?
人に何かをやってもらう、協力してもらうと言うのは非常に難しいです。
行き詰まることも多いのではないでしょうか?
そんな時は、「敗因はこの私!! 陵南の選手たちは最高のプレイをした!!」この言葉を思い出して、自分の成長へと繋げてもらいたいです。
組織を強くする、そんなリーダーになってください。