「手放せば始まる」— 生徒の成長を信じて
生徒と日々の学校生活を送る中で、私がよく感じること、いや、反省することがあります。それは「手放せば始まる」ということです。
こだわりが強すぎる自分
私は凝り性で、こだわりが強い性格です。それゆえに、学校行事や部活動など、生徒に任せている領域にもかかわらず、つい介入しすぎてしまうことがあります。近くで生徒の様子を見ていると、ついこう思ってしまいます。
- 「もっと調べてから行動したほうが良い」
- 「もっと効率の良い方法がある」
- 「方向性が違う」
そして、思わず口出しをしてしまうのです。
生徒に任せた結果の驚き
今年の文化祭で動画を作成しました。動画の編集について、私もいろいろと構成を考えたり、アイデアを出したりしていました。しかし、進路指導などで手が回らなくなり、生徒に完全に編集を委ねることになりました。
そこで出てきた成果物は、私の予想をはるかに上回る素晴らしいものでした。私にはないユニークな発想で、もし私が介入していたら、絶対にこのクオリティにはなっていなかったでしょう。自分が参加したほうが良いものが作れると、思い込みすぎていたことに気づきました。
「手放せば始まる」の大切さ
このような体験がたびたびあります。しかし、近くで見ていると口出しをしたくなります。そこで、この記事のタイトルでもある「手放せば始まる」が必要だと思いました。
任せる怖さはありますが、生徒を信頼して思い切って任せること。そして、私自身の限界や発想の狭さを認識することが重要です。それが結果的に素晴らしい成果を生み、生徒の成長にもつながるのだと思いました。
まとめ
「手放せば始まる」
指導とのバランスは難しいですが、この考え方を大切にしていきたいと思います。